【日本】 与那国島 4/30 前編
2016年、今年もやってきたGW。
海外の旅を終え、ただ海外に行くことにあまり特別感を感じなくなってしまった今日このごろ。
まだまだ日本にも自分の行ったことないすばらしい場所があるんじゃないだろうか?
そんな思いから今回行くことに決めた場所が、与那国島である。
そこは断崖絶壁の孤島で、渡るのがこんなんなことから「渡難島」とも呼ばれている。
小学校の授業でも習ったであろうこの島は日本の西の果てである。
石垣島に1泊しさらに、小型飛行機で40分飛ぶと与那国島にたどり着く。
飛行機が到着すると旅行者や帰省した島民の人たちはぞろぞろと空港の建物に向かって歩いて行った。
空港の建物は小さく、地方の駅舎のような感じである。
自分も流れについて歩いていく。
荷物を受取り出口を出ると、数人の宿の人たちがそれぞれのかんばんを持って旅人を待ち受けていた。
他の旅行者同様、自分もお世話になる宿の名前を探す。
、、、
あれっ?
見当たらない。
確か予約したときに、到着便はつたえたはずである。
仕方なく、別の手段で向かおうと
空港をでるとそこには島の案内図がぽつんと置かれているだけだった。
その前にはタクシー乗り場があるのだが、しばらく待ってもタクシーなど一台もみることは無かった。
とりあえず、宿に電話してみる。
宿:はい。民宿〇〇です。
予約したときに話したおばちゃんが電話に出た。
自:もしもし。本日お世話になります塚本です。
宿:うーん
(ごそごそと探し物をする音が聞こえる)
宿:塚本さんね。今日から3泊ね。
自:今、空港に着いたんですが、どのように宿に向かえば良いでしょうか?
自分としては他の旅行者同様、迎えに行きてもらえることを期待していたのだが、
返ってきた返事は、、
宿:今ドライバーがいないので自分できてください。
自:Σ(゚д゚)
おばちゃんの話によると、巡回バスがあるようなのでそれにのって来いとの事だった。
行き方を教わり電話を切った。
早速空港内の売店でバス乗り場の場所をきいてみるとバスは空港前の道で捕まえられるとの事だった。
ちなみに次のバスの時間を聞くと、、、
2時間後との事だった。
\(^o^)/
一応、バス停を探しに行ってみる。
が、そこには標識もないただの道路だけがあった。
そこで、なぜか海外で誰にも頼ることが出来ない時に感じた孤独を感じたのだった。
ここは本当に日本なのか。
結局、行きたい町まで5~6kmということを聞いていたので歩いて町まで向かうことにした。
10kgの荷物を持っていても1時間あれば着くだろうということで歩き出した。
15分くらいだろうか?
歩いているとやたらトラックが追い越していくことに気がついた。
農家の人かはわからないが、乗せてもらえないだろうかという気持ちが芽生える。
そして、あれこれ考えているうちに遠目から次のトラックが来るのが見えた。
いつの間にか自分はトラックに向かい親指を立てていたのだった。
すると、トラックは目の前に止まってくれた。
おっちゃんは「荷台でいい?」とだけ言い快く自分を乗せてくれた。
そこからトラックで15分くらいだろうか?
自分は、目的の港町の久部良地区にたどり着いた。
荷物を降ろし終えると、おっちゃんは何も言わずそのままトラックを出したのだった。
(ありがとう、おっちゃん。)
そこから徒歩で5分自分はなんとか宿にたどり着いたのだった。