【日本】 与那国島 4/30 後編
バイクの返却前に島の数少ないGSに寄ったところ、出発前に出会った平岡さんとまた出会った。
平岡さんが今晩飲もうと誘ってくれたので、自分は即答でOKした。
なんでも、もう1人島で知り合った旅人と飲む約束をしているとの事。
自分はバイクを返却し、それぞれの宿に戻るとすぐに仕度をして出かけた。
平岡さんに案内されるままその旅人滞在している宿に向かうと、、、
そこはただの一軒屋だった。
!?
平岡さんはそのまま玄関の扉を空けると、中には短パン姿のおっちゃんがいた。
お互いあいさつすると自己紹介をした。
彼の名前は池戸直己さん58歳。
なんでも4年前に滞在した時にお世話になった宿のおじーとおばーに会いに来たのだそうである。
この一軒家はその2人が娘のために建てた家だったのだが、ワケあって今は空き家のため
池戸さんがご好意で使わせてもらっているのだとか。
不思議なつながりである。
自分は買ってきたオリオンビールを渡すと人数分だけを残し、残りを冷蔵庫にしまった。
机の上にはなぜか旅行者では手に入らない、刺身などが皿に盛られて置かれていた。
聞いてみると、漁師をやってるおばーからご好意でいただいたのだとか。
彼はとても情の厚い人だった。
自分の父親よりも年上なのに、考えは柔らかで人生の先輩として色々な話を聞かせてもらった。
平岡さんも結構な旅人で、自分の知らない場所について色々な話をしてくれた。
上記はこの旅で撮られた数少ない集合写真である。
この日はヒッチハイクから色々な縁に恵まれた1日であった。