【インド】 9/7(日) アグラー

 

 

9/7 AM 10:00

ジャイサルメールを後にし、次の目的地のアグラーを目指している道中。

 

アグラーには直通の電車が出ていないため、自分は途中のジョウドプルで乗り換えの電車を不安な気持ちで待っているところだった。

 

インドでは電車が定刻どおり来ないことが多い。
また、日本のように電車に行き先が記されていないのでどの電車に乗ればよいのかが判別しにくい。

さらに、掲示板に乗るべき電車のプラットホームNoが表記されていても

その情報が誤って記載されていることも有りプラットホームNoが急遽変更になるといったこともたびたび起こるのであった。

 

 

そのため出発の1時間前から駅のホームで待ち続け電車が来るたびに周りの人間に尋ねるしかないのだった。

それはローカルの人達も同様で、まわりに聞いて電車の確認をしていた。

 

 

このときは定刻を過ぎても電車が来ていなかったのでプラットホームで一人不安になりながら電車を待ち続けていた。

 

よっぽど不安そうに見えたのか近くにいた団体の女性が電車番号を聞いてきた。

 

「No.12933 ?」

 

自分はチケットにかかれている電車のナンバーを確認し「Yes」と答えた。

 

彼女は「私たちも同じ電車だから大丈夫」と言ってくれた。

見た目こそインド人のような肌の色をしていたが、話してみると彼女たちはネパール人の団体だった。

今回はジョードプルに観光で来ていたとの事。

ヒンドゥー語で周りのインド人に列車の確認をしてくれた。

 

 

怪しい人には見えなかったため、自分はついていくことにした。

電車が来ると彼女はこっちだよと自分のシートまで案内してくれた。

 

が、自分は本当に正しい電車に乗っているか信用が出来なかったので、彼女には申し訳ないが自分はシートに着くとすぐに回りの乗客に確認を取った。

 

そんな自分をみて彼女はこっちをみて軽く苦笑いをしていた。

 

心の中では失礼なことをしていると思ったが、デリーで騙されてから自分できちんと確認すると決めた。

 

 

彼女の家族とは隣どうしのコンパートメントであった。

 

彼女がおいでと声をかけてくれたので、自分は彼女たち家族のいるスペースにお邪魔させてもらうことにした。

 

彼女の名前はアサタ。頭の切れるとてもしっかり者だった。

 

アサタと友達

アサタ:向かって右側

 

自分はなぜか彼女の身内から歓迎され、写真を撮られまくった。

 

ネパール 集合

 

 

談笑していると、別のコンパートメントから姉の夫やらその子供やらが次々に来て挨拶に来た。

昼になると、アサタがなんか買ってくるけど一緒に行くと聞いてきた。

 

インドの長距離電車では社内で販売しているものを買うか、駅に停車している時に売店で購入するのが一般的であった。

 

今回は売店で昼飯を買ってくるようだった。

電車が停車すると我々はすぐ売店に向かった。

 

 

売店でパンのようなものが売られていたので適当にチョイスし彼女がまとめてお金を払った。

電車に戻り、自分の分のお金を払おうとすると彼女は要らないといって断った。

その後、持参してきていたネパールのお菓子やらチャイやらをご馳走してもらった。

彼女いわく自分はゲストとの事。

ここネパールじゃなくてインドなんだけどと思い戸惑いながらもご厚意を受けることにした。

と同時に、ネパール人のホスピタリティの高さに感動した。

 

 

インドの電車は駅についてもアナウンスと言ったものがない。

それまで自分は到着時刻が近くなってくると駅に着くたびに周りの人に駅名を確認していたのだが、
今回はアサタがすべてヒンドゥー語でまわりに確認し面倒を見てくれた。
最後アグラーに着くと、家族全員がホームまで降りて見送ってくれた。

 

今回はアサタに出会えてよかった。

 

どんなにガイドブックやインターネットで調べても絶対にその情報だけでは旅はできない。

どうしても周りの人に頼らなくてはならない時があるのだが、インドでは私益のために平気で嘘をつく人間がごまんといる。

するとどうしても関わる人間を見極めるため疑って関わらなければならない。

 

日本では感じたことのない苦労を味わうと同時に、日本は民度の高い国だと強く感じた。